ジャカルタで英語勉強

ジャカルタつれづれ

もともとうまくなかった英語がコロナでもっと下手になり、仕事にまで差し支えてきたので心機一転して、オンライン英会話を始め、動画やポッドキャストをフル活用しています。今だから可能な安くて楽しいレッスンがたくさんあります。

コロナで下手な英語がさらに下手に

情けない話ですが、もともと英語が苦手だったのに国際的に働く仕事になぜかついてしまい、サバイバルしてきました。マレーシアで高いお金を払ってブリテッシュカウンシルに通っていたこともあります。しかしコロナで引きこもり、英語の会議もほぼ聞いているだけ、ふと気が付くとBGM化していて、あ、しまった、ということもしばしば。簡単な会話まですぐに出てこなくなってこれはやばい、と前々から気になっていたオンライン英会話をすることにしました。

オンライン英会話に入会

以前から気になってはいたものの、知らない人と一対一なんて怖すぎる、と思っていました。ところが意外や意外、やってみるとこれが超!面白いのです。選んだのは、値段の安さとレビューの高さからDMM英会話の、毎日25分コースです。ネイティブや日本人のいない一番安いコースで毎日学べて、6400円です、毎日きちんと学ぶなら一日200円強と、コスパは最高です。フィリピン人の先生が多いのですが、他にもアフリカとか東欧、東南アジアの方もいてバラエティに富んでおり、話していて面白いことこの上なし、です。とはいえプロの英語の先生はほとんどいなくて、結構適当な人もいます。テキストが本当に秀逸で、先生も生徒も何の準備もしていなくても取り組めるものがたくさんあるし、生徒の方は頑張ってちょっと上級のコースをとって準備をして臨む、というようなこともできるようになっています。私ももちろんうまくなりたい、という希望がありますので、開始15分前には今日の学習予定の教材を選んで一通り読んでおきます。

お気に入りの先生を見つけてその先生の都合に合わせて授業を取る人もいるでしょうが、私は続けるには毎日同じ時間にすることが一番だと思ったので、時間を最優先にしてその時間に空いている先生を予約しています。何人かお気に入りの先生を登録しておけば、その先生が優先的に表示されるようになっています。とはいえ私の場合は、余程気に入らなければ登録はせず、希望の時間に空いている先生で評価の高い人の中から選んでいます。フィリピン人の先生はとても多いにもかかわらず優しくて親しみを感じることができるせいか、すごく人気です。

今まで途中で回線が途切れてしまったり、うまくつながらなかったりしてキャンセルになったことが数度ありました。面白かったのはアフリカの、たしかナイジェリア人の先生が寝てしまっており、どう呼び掛けても起きてくれず泣く泣くキャンセルしたことがあります。このような場合、すべて代わりのレッスンチケットというものが発行されるので次の機会に使えますが、私の場合、毎日の25分以上の勉強はしたくなかったので結局使わずじまいでした。

世界の途上国とつながる

今まで15か国くらいのオンラインの先生とレッスンをしましたが、ネイティブではなくともほぼ全員が英語を使って生活や仕事をしている人たちなので、英語のレベルはもちろん高く、会話力は向上してきたように思います。先生方の多くは途上国の人々ですが、当然ながら英語はペラペラ大学卒、なので教養もあり、話していてとても面白いです。しかしながら実情は大卒なのに大してペイの良くないDMMで働いているくらいのなので、本業がうまく行っていなくて副業として英語教師をしていたり、DMMをメインの仕事にしている人もけっこういます。いずれはドイツやアメリカで働くつもりで、ビザ申請を待っている、とか家族の準備を待っている、という人もいて、EU加盟国の強さに思いを馳せたり、フィリピンとアメリカの近さを感じたり、働きに、というよりも移住を希望している人が多いのにも驚きました。自分の国で生きづらかったり、思うように働けない、専門を生かせない、ということがこんなにもあるのか、とあらためて思いもしました。(多分本当は先生方は自分の話はあまりしないようにしていると思うのですが、教材を使いながらの話の中で脱線してしまい喋り捲ることが多々あるのです、私が大阪のおばちゃんだからかもしれません)。

と、いろいろとオンライン講師と話をしてはいますが、私はフリートークというカテゴリは選んだことがなく、いつも教材を何かしら選んで勉強するようにしています。例えば新聞記事みたいなものでも、ちょっと難しい単語を勉強したり、内容についてのディスカッションのトピックがいくつかあるので、それを追って話しているうちに大抵25分は終了です。ディスカッションの時についつい話が広がって関係ないことを話し出したりすることが多く、太り気味でねーと話してるとジンバブエの講師が、あら、私は108キロよ!少し太いかな、と言い出したのでえええー!!!とお互い大笑いしたり、テーマについてお互いの国事情を話し合ったり、英語以外の知識や興味も広がりコスパ最高、と感じています。今までの経験ではセルビア人の方はたいていくせのない良い発音で、レッスンもかなり真面目に取り組む人が多いように感じています。

オンライン以外

DMM英会話オンラインに加入すると自動的にiKnowという自主勉強できるオンラインサービスが付いてきます。これも英会話が終わった後にちょこっとする勉強として取り入れて使っています。ちゃんとどこまで達成したかのグラフなども作って可視化してくれるので、励みになります。

あとはYoutubeとポッドキャストのHapa英会話が超おすすめです。初期のころの撮影や音声がちょっといまいちなこともありますが、この人は英語を教えるプロな上にかなりきちんと準備をしてから説明されていて、さらに人柄がとってもよい日米ハーフの方なので英語の授業が素晴らしい上に、いろいろな今までのバイリンガルとしての苦労話をはさんでくれるのも楽しみです。

他に、BBCが英語学習者用にいろいろなコンテンツをポッドキャストで配信しています。ニュースはどうしても聞いているうちに意識が飛んで雑音になりがちなのですが、歴史などは面白く、音声もいろいろ工夫してあったりするので興味深くきくことができます。

読み書き

私は読むのも長文で難しかったりするとすぐに集中できなくなってしまいがちですが、Win10になってから読み上げ機能が断然よくなりこれを俄然利用し始めました。おかげで、仕事で扱うドキュメントなども読むのが面倒な時は読み上げ機能を併用し、更に理解しにくいときには、ちょっとゆっくりめに読むように設定すれば読みあげ場所をハイライトもしてくれるし、とても助かっています。書く方はグラマリーというスペルチェック、グラマーチエックをしてくれるアプリがありインストールすれば常にチェックもしてくれるし、サブスクで支払いもすれば文章も他の書き方を提案してくれたりします。

まとめ

最後の方はもう勉強だか何だかわからないことを書いていますが、以前の高くつく英語の勉強に比べて、今は本当に安く更に効果的な方法が考案され、テクノロジーを活用して速いスピードでステップアップできるようになりました。結局ジャカルタにいてもいなくてもできる英語学習ばかり紹介してしまいましたが、オンライン英会話や英語のオンラインコミュニティは日本にいても英語のアウトプットの力も維持できる安価で貴重な機会だと思います。

おまけ

第一言語が英語である次男に(私とは日本語)、ぼやいてみました。「英語で話しててYou knowをたくさん入れられて話をされると、そのたびにI don’t knowと、つい返したくなるのよねー」、というと、「俺もなんだよね」と言われ、「え!」。そしてまた、「One second、っていわれると絶対心の中でイチ、って数えちゃうんだよねー」というと「俺も」と言われました。それって私はいいけどあんたはあかんのでは。。。

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