ネズミとの死闘

マレーシアでの生活と子育て

結婚当初、マレーシアの低所得者向けアパートの1階に住んでおり、しょっちゅうネズミに侵入されていました。テリトリーと認識されると毎晩やってきます。

貴重な日本のラーメンが。。。

低所得者用アパートというのは、マレーシアが常夏ということもありもう本当にすきまだらけの作りで、どうやってふさごうともいろんなネズミがやってきました。小さいために、ネズミ捕りの網からも逃げ出すこともあり、まさにネズミとの死闘を繰り広げていました。一度など、ベッドルームのペラペラ窓の隙間から侵入してくるつわものがいて、ベッドを介して出入りを繰り返すのでさすがに何かが走ることに気づき新たな戦いが始まりました。

家の中ではインスタントラーメンがよくやられるのですが、なぜか日本のラーメンからやられるのです。棚の上の方においておいても、なぜかしっかり見つけられて袋に穴が開きかじられていました。もったいないからゆっくり食べようと思っていた貴重なラーメンなのに!憎さ倍増です。食べ物の恨みは恐ろしいのです。

ネズミ捕りのそのあとは。。。

おいしそうなチーズにつられてネズミは結構すぐにつかまります。安くてちゃちなネズミ捕りはネズミの方が賢かったりして、チーズだけとられて逃げていることもありましたが、丈夫で目の細かいものを買ったら勝率は爆上がりました。その捕まえたネズミをどうするか。ネズミ捕りを開けて逃がすと絶対戻ってきます、だからもっと広い空き地まで連れて行って逃がすこともありましたが、車に乗せているうちに心臓発作で死んでいたり、車の中にばい菌が広がるのが怖くなってドライブに連れて行くのはやめました。誰に教えられたのか忘れましたが、始末の方法はたくさんの熱湯で一気にネズミ捕りの上からいきます。一瞬で死ぬのでまだ良心的な気がするのですがどうでしょうか、、、。中国人は後始末したくないので、油をかけて火をつけて放つ、といっていましたが、その方法よりはずっと苦しみはないと思うのです。

ついでに

全然ネズミに関係ありませんが、低所得者用のアパートにはもちろん子だくさんの低所得者が大勢すんでいて、昔の下町のような感じで子供たちも遊んでいました。子供たちが喧嘩を始めると、もう少し上の子供たちが止めに入り、うちの小さい子供があそんでいるともう少し大きい子が面倒を見てくれたり、泣いてたりすると呼びに来てくれました。遊具が壊れると大人が修理していつの間にやらまた遊べるようになっていました。だれかしらが面倒を見たり、助け合ったりしていて、ああ首都でもこんなコミュニティがあるんだなあ、と感心したものでした。十数年たって久しぶりに訪れたその場所の遊具はもううち捨てられた状態になっていたので、あのコミュニティのつながりも薄くなってしまったのかなあ、と少し寂しい気持ちになりました。

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