ジャカルタで歯科矯正、デイモンシステム

ジャカルタつれづれ

もうすぐ16歳になる息子がジャカルタでデイモンシステムという歯の矯正をしています。10週間できれいにそろってびっくり。その後いろいろ調整して7カ月で終了しました。

前歯のゆがみを気にする次男

このコロナで大騒ぎの時期に歯科矯正真っ最中の次男16歳です。今年(2021年)6月初めにホテルの隔離から解放され、アパートに移ったときには感染状況は小康状態で、子供も通学し、わたしは週に数度の通勤という感じでした。日本での待機期間が長すぎて、今回の派遣期間が1年強となってしまったので、では今のうちに子供がずっと希望していた歯の矯正をすぐにしましょうということになり、歩いて行けるショッピングセンターの中の小さな歯科を訪れました。そこは子供が学校に行くために2週に一度の抗原検査を受けているラボの隣だったので、それもついでにできるしこれからは勝手に一人で行ってもらおうという目論見でした。

デイモンシステムを選ぶ

最初のアポからWhatsapp利用のかなりカジュアルなところで、それでも連絡はいつもスムーズで信頼はおけます。利用の歯医者さんはこちらです。

Jadwal dan Lokasi | MyDentismile

小さなローカル歯医者さんで今まで見た限りでは日本人が行ってたりはしませんが、週末も営業しているモールの中の便利な一角にあります。女医さん担当でしたがこの方は英語が流暢で、矯正器具について説明がありました。プラスチックは見た目は良くてもやはり強度も弱く時間がかかるとのこと、昔からの金属ブレースは安いが2週に一度の締め直しが必要とのことで、コロナ感染の恐れが強まるとなかなか行けないかと思いあきらめ、3カ月に一度のチェックでさらに痛み少なく期間も短く済むというデイモンシステムを選びました。セルフライゲーションブラケットともいうらしいです。これは歯の動きに沿って微妙な調整が自動的にされる機能があるとかで、値段も従来のものの倍以上しましたがまあ仕方ありません。それでも、その事前チェックからコンサルテーション、検査、歯型取り、矯正器具料金、実施料金全部入れても2百万ルピア、なんと15万円ですみました。小さいクリニックで、パノラマ写真が取れないからよそで取ってこいなど、ちょっと面倒なこともありましたが、初日に歯型も取って次のアポでもう装着でした。3時間近くかかってかなり大変そうでしたが、やっと矯正がはじまりました。

10週間で驚きの結果に

現在矯正を始めてから約3カ月近くたちました。さすが痛くないと言われただけあって、他の人からよく聞いていたような痛みは一切訴えませんが、やはり不愉快で最初の1週間はおかゆやぶよぶよのマカロニやうどんなど食べていました。しかしそのうちに歯の上に貼り付けている粒々の金属(ワイヤーを通すカバー)が落ちてきて、5つくらいおちたところで相談したら来てほしいとのことで、装着から2週間くらいで再び受診しました。正確には一人で行かせたためによくわかりませんが、歯を削ってまた落ちた金属をつけなおしたそうです、その後もまた二つくらい金属の粒がおちたものの(もう放っておいていいとのことで)順調でした。装着してすぐに感染爆発が起き、とても気軽に外出などできない状況となってしまったので、このデーモンシステムを選んでおいて本当によかったと思っています。

そして! 恐るべしデイモンシステム、約10週間の矯正で、ほぼきれいにそろいました。9週間の時点で定期検診に行って、下のような青いワイヤーで締めなおしました。10週間後の今は、ほらこの通り。(見苦しくてすみません)

装着して1週間ぐらいの時

装着後10週間

上の前歯と下の前の歯も少しゆがんだ状態でしたが、きれいにまっすぐになっています。医者によると、若いことと、唾液が多いのでより柔軟に適応できたためだろう、とのことでした。そういえば息子は歯の生え変わりも遅かったので、全部生え変わってからまだ2年くらいです。

新しいワイヤーにしてから、どこかの金属が頬っぺたの内側に当たって痛いからとみてもらいに行ったら、もう外してもいいよと言われたそうです。本人の方がビビッてもう少ししてます、と帰ってきたらしいのですが(笑)。

こんなに早く矯正できるとは思っていなかったので、滞在期間の限られるインドネシア駐在中にゴールが見えてきてほっとしています。日本語が通じ大きくて設備の良いところだと高いのかもしれませんが、このローカル歯医者さんでかかった総費用は、今までのところ、17万円くらいでした。日本では100万くらいはかかるとのことでしたので、安く済ませることができそうです。

続き、半年後(おわりじゃなかった)

半年後のチェックに行ったら、下の歯の間が詰まりすぎててもう少し空間を作らなければまたすぐに歪んでしまう、ということで、ワイヤーを付け替え、上の前歯も段差ができているとのことで調整しました。また来月チェックして問題なければ外して夜用の矯正具に移行するそうです。もう外せるものと期待していったのでがっかりですが、まあ仕方ありません。

7カ月で終了!やったー

ちょうど7カ月後

7カ月でついに外れました、結構きれいにそろいました。夜用の透明なリテイナー(マウスピース?)を作って一日12時間つけるように指導されました。リテイナー作成にかかった費用は2万円強、結局総費用は20万円くらいでした。コロナの中でもこの矯正方法なら検査、作成、調整込みで計6ー7回くらいの通院で終了しました、デーモンシステムおすすめです。ただし、この歯医者がおすすめかどうかは私自身の治療報告にも書きましたが微妙で、日本人の方だれにでもお勧めできるわけではありません。

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