私の場合
私はPTという仕事が好きで他の仕事はもう絶対やらないと思っていたので、学生時代は経験のためにいろいろなアルバイトをしました。その後PTになって、やっぱりこれが最高と思い、事務職は無理だという思いを強くしていました。ところがひょんなことから、ボランティアの支援要員となり、JICAプロジェクトの業務調整員となり現在に至るまで結局は事務作業メインの仕事を15年もつづけています。
やってみたら楽しかった
ボランティア調整員にしても業務調整員にしても、そもそも事務職を毛嫌いしていた上にマルチタスクの調整業務をしなければならない仕事なんて絶対に無理だし、やりたくないと思っていました。ところが、あれよあれよとその職に就いて訳も分からないままに一生懸命にやっていくうちに、その仕事を好きになりさらに次の提案をしたりや課題に立ち向かえるようになりました。考えてみると、そういう仕事は向いてないしできるわけがないと思い込んでしたのですが、いったんタスクが与えられると根がまじめ(?)なので給料もらうんだからやらなくては、とやっているうちに経験が積み重なっていました。向かないと思っててもやっていくうちに好きになることもあるし続くものだなあ、と実感しています。
転職と副業
セラピストは給料がなかなか上がらないから転職や副業が必要となると聞きました。今の時代、多くのセラピストは転職してキャリアを積む必要はあるだろうと思います。また副業は、セラピストとしてアルバイトするのもあるでしょうし、そのアルバイトから案外新たな道が開けることもある気がします。思い切って個人事業主として副職を持つという手もあり、他の記事でパーソナルトレーナになる道など紹介してあるものも読みました。私は、以前仕事の一環で地域で健康体操をしていたことがありますが、少しだけ軸をずらして健康増進のための集団レクや体操などを地域の公民館などで開催し、地域の行政から契約を貰えたりすると、継続的なよい副業になるんじゃないかなと思います。他にも例えばお孫さんと一緒にできる体操とか、腰痛体操とか、障害のある方用の体操教室も取り入れるとか、いろいろ需要はあるのではないかともいます。個人事業主になれば、アルバイトよりも全体の収入は断然よくなるそうです(副業の経済効果を最大限にする方法はこちら)ので検討されてみてはいかがでしょうか。
自分自身もそうだったのですが、そもそもセラピストになりたいという人に社会の中でのし上がってRich &Famousを目指しているような人はいないと思います。せいぜいが最初は専門職で不況にも強く直接患者さんにも触れられて感謝もしてもらえるし、くらいだったのではないでしょうか。
まとめ
セラピストの多くはせっかく苦労してなった専門家を離れたくはないし、離れてより給料の良い仕事に就くことはまず不可能だろうと考えている方が多いのではないでしょうか。それなのに給料増えなくてじっと手を見る、というような方があればまずは副業で自分の可能性を試してみるのはありだと思います。セラピストの地位、賃金向上のために一生懸命努力されている先生方はすでにたくさんいらっしゃいますが、その結果を待っているわけにはいかない人も多いと思います。専門以外のところでも案外向いている、そして面白いと感じる仕事が見つかるかもしれません。
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